愛知県西三河エリアでもさまざまな場所で開催されている「マルシェ」。おもしろそうだけど、事前情報が少なかったり、当日行ってみたらイメージと違っていたり…という経験、ありませんか?そこで、近所のはなし取材班が実際にマルシェに潜入!現場の様子をたっぷりお伝えします。
今回は、刈谷市で開催されている「刈谷あきんどマルシェ」をご紹介します。
※2024年3月取材・撮影。お出かけの際は最新情報をご確認ください。
※価格は全て税込です。
毎月第2日曜に開催!刈谷あきんどマルシェ
刈谷あきんどマルシェは、毎月第2日曜の9:00から14:00まで、刈谷青果地方卸売市場で開催されています。出店しているブースは30以上!近隣エリアで活動するハンドメイド作家の作品や地元で愛されるスイーツ、市外から参加する有名店など、個性豊かなブースが立ち並びます。
市場の建物を利用した会場には大きな屋根があり、雨の日でも濡れることなくお買い物を楽しめるのがうれしいポイント。ただし、日が当たらないので寒い時期は防寒対策を忘れずに。
当日のブース情報や配置は公式Instagramや公式HPで確認できます。
駐車場はあきんどマルシェの旗が目印!
駐車場は全部で4か所。約220台分が用意されています。会場に隣接する駐車場は早い時間にいっぱいになってしまうので、ケーズデンキ刈谷店のお隣にある駐車場がおすすめ。いずれの駐車場も刈谷あきんどマルシェと書かれた旗が立っています。詳しい駐車場の情報は公式Instagramのハイライトから確認できるので、お出かけ前にチェックしてみて。
JAあいち中央刈谷南支店の駐車場に停めることはできないので、要注意!
マルシェ発起人の思い 刈谷に活気を!
刈谷あきんどマルシェは刈谷市内にある8の商店街をとりまとめている刈谷市商店街連盟(刈商連)が運営しています。コロナ禍でダメージを受けた商店街に活気を取り戻すため、2年間の準備期間を経て2023年9月に第1回目のマルシェを開催しました。
発起人のひとりで、刈商連会長の丹羽一夫さんは「対面販売のよさを再確認したり、お客さまに自分の店を直接アピールしたりするためには、マルシェが一番いいですね」と話します。
刈谷市以外のお店を受け入れているのは、市内商店街の空き店舗に誘致する狙いもあるそう。丹羽さんは「商売を盛りあげる仲間になってもらいたいです」と呼びかけました。
また、丹羽さんによると、このマルシェの一番の特長は野菜や魚といった生鮮食品をおトクに買えること。特に「野菜が安い!」と評判なんだとか。
刈谷あきんどマルシェの名物・野菜詰め放題!
さっそく青果問屋の「斎藤商店」が出店している野菜売り場をチェック。新鮮で旬の野菜やフルーツがずらりと並びます。
なかでもにぎわっていたのが、野菜詰め放題ブースです。にんじん、じゃがいも、たまねぎ、新たまねぎを袋に好きなだけ詰めることができて300円!袋からはみ出てしまっても、レジまで持っていくことができればOKです。
意外と難しい!?野菜詰め放題のコツ
袋の隙間を考えながら詰めたり、小さい子どもと一緒に詰めたり…。なかにはにんじんを1袋で20本以上もゲットしたというツワモノも!おトクなだけじゃない、それぞれの楽しみ方があるようです。ちなみに、詰め放題のコツは“細い野菜”。最初に丸い野菜を入れ、その隙間に細い野菜を詰めていくのがお決まりだそうです。
野菜売り場の支払いは現金のみなので、しっかり用意していきましょう!
実演販売が楽しい「おさかなショー」
続いては、刈谷あきんどマルシェのもうひとつの名物ブース「おさかなショー」をご紹介。こちらは刈谷市内の人気居酒屋「上々」が運営しています。そのときに一番おいしい海鮮を抜群の鮮度で実演販売しています。過去には戻りガツオの藁焼き、三河一色産の炭焼きうなぎの実演販売や、鮮魚の解体ショーを開催したこともあるそう。
この日は「出張牡蠣小屋」をテーマに、蒲郡産の天然カキを大量に仕入れ、焼きガキやカキフライを販売。目の前で焼いてくれるので、迫力満点!
その月の旬の味をお値打ち価格で!
焼きガキは大ぶりなカキが5つ乗って、一皿1,000円(税込)というお値打ち価格にびっくり!会場内の飲食スペースで早速いただきます。
焼きたてでアツアツのカキを口に入れると、クリーミーで濃厚な味わいが口いっぱいに広がります。う~ん、おいしい!おさかなショーのブースには500円均一のお刺身特売コーナーも設けられているので、海鮮好きは必見です!
おさかなショーを運営している上々の公式Instagramもあわせてチェックしてみて。
名古屋の大人気ベーグル屋も出張出店!
ここからは、ライターが気になったブースをご紹介。さまざまな種類のベーグルを販売している「コナモーレ」は、名古屋市内に店舗を構え、全国各地で移動販売を行っています。全国の人気パン屋が集まるイベントにも出店するなど、その味は折り紙付き。名古屋市内までわざわざ足を運ばなくても、人気のベーグルが食べられるのはマルシェならでは!
手作りのもちもち生地に、チョコレートやチーズ、フルーツ、さつまいもなどのバラエティー豊かなフィリングがたっぷり。おいしくて満足感のあるコナモーレのベーグル、出会えたらぜひ味わってみて。
■コナモーレ 公式Instagram
本物の花を使ったアクセサリーにうっとり
こちらはハンドメイドのアクセサリーなどを取り扱っている「Fiolicissimo(フィオリチッシモ)」。ブランド名の由来はイタリア語でお花を意味する「fiore」と幸せの最上級系を意味する「felicissimo」をかけあわせた造語で、ドライフラワーや淡水パールを使ったアクセサリーを作っています。本物の花びら一枚一枚にレジンを塗って作られたアクセサリーは、身につけるだけで笑顔になれそうです。繊細なのに、1,000円台から手に入るのもうれしい!
作者のYUIさんと、そのいとこで販売を担当している西三河エリア在住のMAMIさんが2人で運営しているFiolicissimo。ネット販売を中心に愛知や東京のマルシェやクラフトフェアに出店しています。
■Fiolicissimo 公式Instagram
縁日ブースでキッズも一緒に楽しもう
この日は子どもが楽しめるスーパーボールすくいや、メダカすくいブースも登場。月によって出店ブースが変わるので、その時々で楽しみ方は変わりそう。ステージではキッズダンスショーもあり、子どもたちの元気なパフォーマンスがマルシェを盛りあげます。
ただし、実際に使われている卸売市場を会場として使用しているため、授乳室やおむつ替えスペースなどはありません。小さいお子さんを連れたママさんは注意が必要です。
マルシェ、それは新たな出会いの場!
刈谷あきんどマルシェ自慢の野菜や海鮮だけではなく、キッチンカーやハンドメイド、ベーグルなどのブースをたっぷり楽しんだ筆者。取材にもかかわらず、たっぷり買い物をしてしまいました…。ペットを連れて来場している人や、若い女性のグループ、キッズダンスを見守りにきた保護者など、さまざまな人でにぎわっていたのが印象的でした。
普段はなかなか出会えない新たなお店と出会えるのもマルシェの魅力のひとつ。次はどのマルシェに足を運んでみようかな。近所のマルシェ探訪はまだまだ続きます!(取材:安藤香奈美/2024年3月取材・撮影)
刈谷あきんどマルシェ
刈谷あきんどマルシェでは、出店者を募集中。詳しくは刈谷市商店街連盟の公式ホームページをご確認ください。
開催日時:毎月第2日曜日9:00~14:00
場所:愛知県刈谷市小垣江町柿ノ湫56-1 刈谷青果地方卸売市場
駐車場:約220台無料
電話:0566-25-3015(刈谷市商店街連盟)
公式Instagram