【特別番組】遺志を継ぐ~主人と南吉が夢見た場所で~
3月30日(土) 19時00分~19時25分
(再放送) 3月31日(日) 10時30分~10時55分 ほか
放送チャンネル:地デジ121ch
「ごんぎつね」や「手袋を買いに」などで知られる童話作家、新美南吉。
安城高等女学校で教師をしていた時に、およそ3年半暮らしていた場所が、安城市新田町に「南吉の下宿先」として残っています。
管理するのは、家主の大見博昭さん。
「安城市で南吉が過ごしていたことを広めたい」という思いで、2013年、下宿先を当時の部屋に再現。
南吉の聖地として、読み聞かせや展示会など、南吉に関するイベントも開催。南吉が生まれた地、半田市と安城市との関係を築いてきました。
しかし、熱心に活動してきたなかで、博昭さんは、2023年9月に肺がんにより他界。
残されたのは、博昭さんの想いと、南吉の下宿先。
博昭さんの姿を近くで見てきた家族が受け継ぐことを決めました。
「いつかは下宿先を継いでほしい」と言われていましたが、急な出来事となった娘の幸子さん、和子さん。
そして、これまで二人三脚で歩んできた妻・まゆみさん。
博昭さんがやり残した遺志を受け継ぐために動き出した家族の姿を追います。
ナレーション:中井貴惠(俳優 / エッセイスト)
1978年 早稲田大学在学中に東宝映画「女王蜂」(監督:市川崑)のヒロインでデビューし数々の新人賞を受賞。
1983年 東映映画「制覇」(監督:中島貞夫)で日本アカデミー賞助演女優賞受賞。以後、映画、テレビ、CF等で活躍。
俳優業の他に執筆でも活躍。数々のエッセイや翻訳・抄訳作品を出版。
新美南吉作品にも造詣が深く、大見博昭さんとは生前に交流がありました。