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迷惑メールが、なぜ、自分のメールアドレスに送られてくるのか

文書番号:0072

迷惑メールは、あなたであるという認識をせずに機械的にメール送信していることがほとんどであると考えられます。

迷惑メールのほとんどが広告の類です。できるだけ多くのアドレスへメールを送ることを目的としています。
送信者のリストにある一部のアドレスが実際には存在していなくても、収集した大量のアドレスのうちの数%が反応してくれればいいと考えているのです。
メールアドレスの収集は、本人からの入手とそうでない場合があります。

本人からの入手の場合

アンケートや無料の会員登録、メールマガジンの購読申込などあらゆる機会でメールアドレスを記入したり、入力したりすることがあるものと思います。
こうして記入・入力したアドレスが、直接あるいは何らかの理由で流出して迷惑メールの送信に使われることがあります。

例えば悪質な業者がアドレスの収集を目的として、懸賞などを装うことや、アンケートを行った業者の不手際で情報が外部に流出してしまうことも考えられます。
また掲示板やホームページなどに掲載したメールアドレスを収集されてしまうこともあります。

本人からの入手でない場合

メールアドレスに自分の名前や一般的な名称を使っている人は多いですが、一般的な単語や名前を組み合わせたりすることで、実際に存在していそうなメールアドレスを作ることが可能です。

例えば、「kame」「usagi」の単語からアドレスを作ると・・
・kameusagi@***.ne.jp
・kame-usagi@***.ne.jp
・usagikame@***.ne.jp 

のようにできますし、
さらに数字を加えると

・kameusagi123@***.ne.jp
・kame-usagi890@***.ne.jp

このように大量のアドレスを作ることができます。

仮に存在していないアドレスが含まれていても送信者にとって問題にはなりません。
先の通り、いくつかのアドレスが届けばいいのです。
メールアドレスを作るときには、簡単な単語の組み合わせを避けるようにしましょう。

迷惑メール送信対象者リストに入ってしまった場合、そのリストから自分のアドレスを消すことは大変難しくなります。
リストが複数に転売されていくので、すべての迷惑メール業者から自分のアドレスを消していくことは困難だからです。
一度リストに登録されてしまうと、何年経っても迷惑メールは送信されてきてなかなか沈静化しません。

迷惑メール業者の送信対象メールアドレスリストに、自分のアドレスが載らないように予防することが大切です。