2010年4月30日 お知らせ キャッチ迷惑メール対策(OP25B)
はじめに
近年、迷惑メールが社会問題となっています。この多くはボットやウィルス等の悪意をもったプログラムに感染したパソコンが、発信源となっています。キャッチのお客様の中にも、これらに感染してしまった人は少なくありません。
いったん感染してしまうと、お客さまの意図しないところで、ウィルス・フィッシング・迷惑メールを大量に送信してしまいます。その結果、感染被害者である お客さまが加害者となり、フィッシング等の被害を拡大する事態になりかねません。また、すべてのお客さまにボットやウィルスの駆除を徹底することは容易ではありません。
そこで、キャッチでは迷惑メールの送信を最小限に食い止め、お客さまに安心安全にメールサービスをご利用いただくため、キャッチインターネットサービスを利用しキャッチ以外のメールサーバを利用してメールの送信を制限するOutboundPort25Blocking(OP25B)を実施します。
OP25Bは基本的にキャッチインターネットサービスを利用し、かつキャッチが提供しているメールサーバ以外を利用している場合に対象となります。
他社Webメールサービスを利用される場合、OP25B実施後も通常通りご利用いただけます
OutboundPort25Blocking(OP25B)とは
迷惑メール送信者やウィルス感染者が、自分のパソコンやメールサーバから送信する迷惑メールを抑制するための対策の1つです。メールの送信には通常Port25という経路が使われますが、キャッチの提供するメールサーバ以外でのPort25の利用を禁止します。
OP25B実施前
ボットやウィルス等に感染したパソコンが大量の迷惑メールを外部のメールサーバ経由で送信しています。
OP25B実施後
Port25を利用した外部のメールサーバへのメール送信を禁止し、迷惑メールが外部に送信されないようにします。
OutboundPort25Blocking(OP25B)の影響で通常のメール送信ができない場合
キャッチ以外(会社やホスティング先)のメールサーバをご利用されているお客さまは、OP25B実施により、メールソフトの設定が従来のままではメール送信ができなくなる恐れがあります。
メールソフトの設定をサブミッションポート(ポート番号587)およびSMTP認証を使用するように変更をお願いします。詳しくはご利用のメールサーバ管理者さまへお問い合わせください。
OutboundPort25Blocking(OP25B)対象者
OP25Bは基本的にキャッチインターネットサービスを利用し、かつキャッチが提供しているメールサーバ以外を利用している場合に対象となります。
- ご自身でメールサーバを構築されている場合もOP25Bの影響を受けます。
- 他社Webメールサービスを利用される場合、OP25B実施後も通常通りご利用いただけます。
OP25B実施において想定される事象
【1】メールを送信する際に他社プロバイダのメールサーバをご利用のお客さま
ご利用のインターネットサービスプロバイダ | キャッチ |
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送信メールサーバ | お客様が構築されたメールサーバ |
対処方法
お客様自身で構築されたメールサーバを使用される場合は、キャッチのメールサーバを経由させる設定へ変更していただく必要がございます。
キャッチのメールアカウント以外のメールを送信される場合は、中継用サーバに設定を変更していただくことで、今まで通りメールの送信が可能となります。
お客様自身で構築されたメールサーバの設定方法につきましては、キャッチではサポートしておりません。
【2】他社プロバイダを利用してインターネットに接続しているお客さま
キャッチ以外の他社プロバイダを利用してインターネットに接続しているお客さまが、[キャッチのメールサーバ]をご利用の場合、ご利用のプロバイダが実施している[OP25B]の影響によってメールが送信できない場合があります。
メールを送信する際にキャッチのメールサーバをご利用のお客さま
ご利用のインターネットサービスプロバイダ | キャッチ以外の他社プロバイダ |
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送信メールサーバ | キャッチのメールサーバ |
対処方法
キャッチのメールサーバを利用してメールを送信する場合は、メール投稿ポート(サブミッションポート、587番ポートと呼ぶ場合があります)を使用してください。