三河湾のほぼ中央にぽつんと浮かぶ離島・佐久島。島のいたるところにアート作品が設置された「アートの島」として有名ですが、家族で訪れても楽しいスポットなんです!
今回は、夏休みに佐久島へのお出かけを考えているファミリーにぴったりなプランをご提案。佐久島への行き方から現地での移動方法、キッズが思わず夢中になっちゃう遊び、島ならではの食事が楽しめるカフェまで、徹底的にご紹介します!
※2023年6月取材・撮影
※お出かけの際は最新情報をご確認ください
◆コース概要
佐久島西港
↓歩いてすぐ
レンタル自転車 遊々
↓自転車で10分
天神の浜・大浦海水浴場
↓自転車で5分
cafe OLEGALE
↓自転車と徒歩で15分
筒島(弁財天)
↓徒歩と自転車で10分
佐久島東港
佐久島までは一色港から船で約20分
佐久島行船のりばは、西尾市・一色港にあります。隣接する一色さかな広場の駐車場を利用可能です。乗船料は、片道おとな830円、子ども(小学生以下)420円。
小学生未満の子どもは、おとな1人につき1人無料で乗船することができます。また、のりばでは往復の乗船チケットも販売しているので、あらかじめ買っておくと帰りもスムーズです。
佐久島には西港・東港の2か所の港があり、西港までは約20分で到着。西港を出てさらに5分ほど船に揺られると、東港で降りることができます。どちらの港で降りるかは自由!今回は西港で降りてみます。
佐久島での移動は自転車が便利
佐久島を観光するなら、レンタル自転車を利用すると便利!島の外周は舗装されている道が多く、サイクリングを楽しみながら島を回ることができます。
この日は「レンタル自転車 遊々」で自転車を借りることに。土日は混み合うこともあるので、事前に電話で予約するのがオススメ。子ども用の自転車はサイズが3種類用意されているので、キッズの身長に合ったものをチョイスして。子ども用ヘルメット(無料)の貸し出しも行っています。チャイルドシート付の自転車もあるので、小さな子ども連れでも安心ですね。
島を自転車で移動するときは、左側通行、一時停止、飛び出し注意などの交通ルールを守り、スピードは控えめに。ハイキングコースは未舗装の道が多く、急な坂もあるので、近くの駐輪場を利用して徒歩で移動することが推奨されています。東西の集落は細い路地が多く、危険です。自転車から降りて通行しましょう。駐輪場の場所は、港でゲットできる佐久島体験マップで確認してみて。
レンタル自転車 遊々
西港、東港どちらにもお店を構えています。西港で自転車を借り、東港で返すことも可能。ただし、日によって借りた店舗でしか返却できないこともあるので、借りる前に確認しましょう。
場所:愛知県西尾市一色町佐久島中屋敷58
電話:0563-79-1432
定休日:なし(不定休)
営業時間:8:00~17:00
料金:1時間300円、2時間500円、3時間800円、1日1,000円
天神の浜・大浦海水浴場
自転車を借りたら、目の前の通りを左手に直進します。島の木々やきれいに植えられた花々を眺めながら自転車を走らせること約10分。ゆるやかな坂を下ると、広~い入り江に出ました!天神の浜は、引き潮のタイミングでごつごつした自然の岩場が現れ、海の生き物の観察にはぴったり。ただし、滑りやすいので遊ぶときには注意が必要です。
その隣の大浦海水浴場は、7月1日から8月31日までの間、遊泳を楽しむことができます。防波堤が設置されているため波が穏やかで、安心して遊べるのがうれしいポイント。期間中は更衣室、シャワー、トイレを使うこともできますよ。
生き物を観察したら、海に帰してあげよう
潮が引いた砂浜には、ヤドカリやカニ、魚など、海で暮らす生き物がたくさん!子どもたちは目を凝らして小さな貝を探したり、魚を驚かせないようにそ~っと手を伸ばしたり…。真剣に生き物を観察しているうちに熱中症になってしまわないよう、暑さ対策には気をつけて。観察し終わった後の生き物たちは、必ず海に帰しましょう。
また、海辺に限らず、島の上空ではトンビが人の手にある食べ物を狙っています。食べ物は見えないように保管しましょう。
佐久島名物・大アサリを使ったカフェ飯に舌鼓
浜辺でたっぷり遊んでお腹が空いたら、自転車に乗って「cafe OLEGALE」へ。佐久島の旬素材をふんだんに使ったご飯と、手作りのおやつを楽しむことができます。この日は、島の名物・大アサリを使った「大あさり丼」(800円・税込)とテイクアウトにぴったりなおにぎりサンド「オレマキ(写真はタコライス味)」(650円・税込)を注文。大アサリはハマグリと見間違えてしまうほど大きく、口に入れるとぷりぷりの弾力に驚くこと間違いなし!
ワンハンドのオレマキは島のお気に入りスポットでのんびり食べるのもオススメ。ほかにも、島の果物で作ったシロップのソーダや、天然色素のクリームソーダも味わえます。お店の前には手作りのブランコもあり、写真映えも抜群です!
cafe OLEGALE
住所:愛知県西尾市一色町佐久島下遠田34
電話:090-1232-7484
定休日:不定休
営業時間:平日11:00~17:00、土日祝10:00~17:00
帰りは東港から…の前に寄り道
西港からスタートした佐久島での1日。帰りは東港から船に乗ることに。船の時間まで「もう少し散策をしたい!」ということで、筒島に足を延ばしてみます。自転車を駐輪場に置き、アート作品「佐久島の秘密基地」などを眺めながらのんびり歩いるうちに筒島まで到着。階段を上って鳥居をくぐると、「三河三弁天」にも数えられる「筒島弁財天」が!アートや自然とはまた違う、佐久島の歴史に触れることができます。
弁財天の隣では、願いがかなう伝説を持つといわれている「願い石」を奉納することができます(奉納料:300円)。家族みんなで願いごとを書き込めば、きっといい思い出になるはず。そして、願いごとがかなったらお礼石を奉納しにくるのを忘れずに。
1日の思い出を話しながら帰ろう
たっぷり遊んだ後は、レンタル自転車を返却。東港から連絡船に乗って一色港に帰ります。海を眺めながら、今日あったことを話しているうちにあっという間に一色港に到着!混雑しているときは臨時船が出たり、ダイヤの変更が生じたりすることも。スケジュールには余裕を持って島めぐりを楽しんでくださいね。
アートだけではなく、アクティビティーやグルメなど多彩な魅力が詰まった佐久島は、夏休みのお出かけにぴったり。家族での特別な思い出作りに、佐久島で素敵な1日を過ごしてみては?(2023年6月取材・撮影/取材:安藤香奈美)
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