あさりの一大産地として知られる愛知県西尾市は潮干狩りの名所でもあります。三河湾に面した西尾市の海岸では、3月から8月までの間、大きくてぷりぷりのあさりを採ることができるんです!
潮干狩りといえば、子どもから大人までみんなが楽しめて、思い出作りにぴったりで、おいしくて…そんなわがままなお願いを全部かなえてくれる大人気レジャーですよね。
今回は、西尾市内すべての潮干狩り場の情報をピックアップ!いつから?料金は?それぞれの特長は?などなど、お出かけに必要な情報をまるっとお届けします!
4.一色海岸は1日遊べるレジャースポット※令和6年の潮干狩りは終了しました
※2023年4月取材・2024年5月開催日程、料金等を更新。お出かけの際は最新情報をご確認ください
潮干狩り、なにが必要? 持ち物をチェック
潮が引き、水位が下がる干潮の2時間前後に行う潮干狩り。日差しはあるけど、潮風はまだ冷たいので、足元は長靴がおススメです。
寒さだけではなく、岩場や貝の破片から素足を守ってくれます。
服装は泥や海水で汚れてもいい服に、しゃがんでも地面につかない長さのズボンがベスト。
急な天候の変化や日焼け対策として、長袖の上着が1枚あると便利です。そのほか、必要なものは西尾市観光協会の公式HPをチェック。
無人島「梶島」であさりを採ろう!
三河湾に浮かぶ無人島・梶島。梶島で採れるあさりは大粒で、料理愛好家からも大人気なんです。梶島に渡る船に乗るためには、干潮時間の2時間前までに吉良漁港に集合します。
その日の運航情報は梶島潮干狩り公式HPに毎朝7時30分までに掲載されるので、お出かけの前に必ずチェックしておきましょう。
漁港から島まではおよそ5分から10分で到着。持ち帰ることができるのは、入漁券とセットで購入する1袋に入る量のみ。
漁港に戻ったあと、採ったあさりや道具をその場で洗うことができるのはうれしいポイント!
梶島潮干狩り
開催期間:2024年4月9日~5月26日
※公式サイトの日程表を要確認。天候により船が欠航する場合も。
場所:愛知県西尾市吉良町宮崎馬道57(西三河漁業協同組合吉良支所)
電話:0563-32-0224
料金(入漁袋・入漁料・渡船料含む):おとな(中学生以上)2,800円/こども(小学生)1,200円/ 園児 500円
団体割(30名以上):おとな200円引き
※手カギのみ使用可能 マンガは禁止 道具レンタルなし
開放的な空気が気持ちいい!吉田海岸
続いて紹介するのは、三河湾国定公園内にある吉田海岸。遠浅の浜辺なので、小さな子ども連れでも安心です。
チケット売り場はありませんが、駐車場の入り口までスタッフさんがチケットを手売りしにきてくれます。スタッフさんによると、吉田海岸のあさりは潮干狩り好きの地元住民の皆さんから「おいしい」とお墨付きをもらっているそう。
採取量はおとな1人が4キロまで、こどもは2キロまでです。袋の販売は行っていないので、採ったあさりを入れるバケツやカゴをお忘れなく!
吉田海岸潮干狩り
開催期間:2024年4月8日~6月23日
※公式サイトの日程表を要確認。天候により中止する場合も。
場所:愛知県西尾市吉良町吉田西中浜178(吉田海岸潮干狩り場)
電話:0563-32-0146
料金:おとな(中学生以上)1,500円/こども(小学生)1,000円
団体割(30名以上):おとな1割引
※手カギのみ使用可能 マンガは禁止 道具レンタルなし
ひろ~い漁場が自慢のころもざき
どこまでも続く広大な漁場は、家族連れで大にぎわい!ころもざき潮干狩り場は、近隣の漁場よりもはまぐりが多く採れることで知られています。
実は、ころもざき潮干狩り場では昨年の料金はそのままに、採取量が2キロから3キロにアップ。「おトクすぎませんか?」と聞くと、スタッフの方は「お客さんに喜んでもらいたいからね」とにっこり。
漁場だけではなく、駐車場も広いので、車を停める場所を探してウロウロ…ということもなく安心です。
足洗い場や砂出し用の海水、水洗トイレが完備されていることも家族でのお出かけにはうれしい要素ですね。
ころもざき潮干狩り
開催期間:2024年3月27日~6月23日
※公式サイトの日程表を要確認。天候により中止する場合も。
場所:愛知県西尾市一色町生田真野新田 (ころもざき潮干狩り場)
電話:0563-72-8570
料金(入漁袋を含む):おとな(中学生以上)1,500円/こども(小学生)1,000円
※手カギのみ使用可能 マンガは禁止 道具レンタルなし
一色海岸は1日遊べるレジャースポット
次に向かったのは、穏やかな波が心地いい一色の海岸。干潮時刻の1時間~1時間30分前から開場しています。
今年はあさり資源の減少や寒さが影響して、試験的な開場にとどまっているそう。今後の実施予定は西三河漁協の公式HPでアナウンスされるので、お出かけ予定の人は早めにチェックしておきましょう。
漁場のすぐ隣の一色さかな広場は、買い物から食事まで楽しめちゃう人気スポット。潮干狩りだけではなく、1日遊べちゃうんです。
一色海岸潮干狩り
開催期間:2024年4月9日~5月12日
※5月26日までの予定でしたが、繰り上げ終了
場所:愛知県西尾市一色町小薮船江東180 (一色海岸潮干狩り)
電話:0563-73-5535
料金(入漁袋を含む):おとな(中学生以上)1,500円
※くま手のみ使用可能 マンガは禁止 道具レンタルなし
西幡豆では山に見下ろされながらあさり探し
バックに雄大な山々が広がる「西はず・鳥羽海岸」では、ごつごつの岩場であさりを、砂地干潟ではまぐりを採ることができます。岩場では手を傷つけやすいので、軍手があると安心ですね。
また、手カギの販売を行っているので、「うっかり忘れた!」なんてことがあっても大丈夫。この漁場では、岸にレジャーシートを敷くスペースがあるので、車まで戻らずに休憩をとることができます。
中にはテントを張っている人も。少し疲れたらお弁当を広げて、おなかを満たしてから再び海へ…なんてこともできちゃいます。
西はず・鳥羽海岸潮干狩り
開催期間:2024年3月23日~6月10日
※公式サイトの日程表を要確認。天候により中止する場合も
場所:愛知県西尾市鳥羽町十三新田1-117 (西はず鳥羽海岸潮干狩り場)
電話:0563-62-2176
料金:小学生以上1,000円
※手カギのみ使用可能 マンガやモリなどは禁止 道具レンタルなし 手カギの販売あり
トンボロ現象が見られる!東はず
深場もなく、家族連れでも安心して潮干狩りが楽しめる「東はず海岸潮干狩り場」。
東はず潮干狩り場は、潮の流れが二方向からやってくるので、プランクトンが豊富。アサリをはじめさまざまな貝が採取できるのも特徴です。
潮の満ち引きのタイミングによっては、陸地と島がつながる「トンボロ現象」を見ることができます。大自然の神秘を体験できるかも!
東はず海岸潮干狩り
開催期間:2024年3月28日~8月6日 ※6月以降は予約のみ
場所:愛知県西尾市東幡豆町新田(駐車場4か所あり・有料の場合は500円)
電話:0563-62-2068
料金:小学生以上1,200円で入漁袋1袋・2kgまで(追加は1kg増ごとに1,000円)
団体割(25名以上):1人あたり50円引き
前島への渡船料(往復):おとな(中学生以上)1,000円/こども(小学生)500円
※バケツ・手カギの道具レンタルあり
復活希望! 佐久島の潮干狩り
2024年も残念ながら中止になってしまいましたが、アートの島・佐久島の大浦海岸で行われていた潮干狩りについてもご紹介。
佐久島で採れるあさりは、江戸時代から「島あさり」として親しまれてきたブランド品なんです。旬の時期になると、島の人はあさり汁や酒蒸し、あさりご飯にして毎日食べるんだとか。
佐久島には、一色港の佐久島行船のりばから出航している高速船に乗って、20分ほどで到着します。今後の潮干狩り実施情報については、公式HPで確認してみてください。
佐久島大浦海岸
西尾って“潮干狩り王国”だ!
取材当日はあいにくの強風で「潮干狩り日和」とはなりませんでしたが、それでも漁場はどこも家族連れでいっぱい!
両手いっぱいにあさりを持った子どもたちのうれしそうな笑顔に癒されます。
行って楽しい、帰ってからもおいしい最高のおでかけ・潮干狩り。漁場ごとの特徴をチェックして、ぜひ家族で出かけてみては。(取材:安藤香奈美/2023年4月取材・2024年4月開催日程、料金等を更新)
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