西尾の名産品「西尾梨」で頑張るあの人をねぎらう！

あれこれ
西尾市

2024年9月13日

西尾の名産品「西尾梨」で頑張るあの人をねぎらう！

西尾の名産品といえば、ブランド梨の「西尾梨」！スーパーや産直市場でもたびたびこの名前を目にする人もいるのでは？今回は、そんな「西尾梨」の魅力を知ってもらうべく、夏の暑い日に頑張っているあの人にプレゼント！これを読んだらきっとあなたも、大切な誰かに贈りたくなるはずです。

※2024年8月取材・撮影時点の情報です。

年間約90トンもの収穫量！夏〜秋の人気者「西尾梨」

夏から秋にかけておいしい果物の代表格である梨。西尾市は愛知県の中でも梨の生産が盛んで、その量はなんと年間約90トンにもなるのだとか！JA西三河では現在48名の生産者さんが梨づくりをしています。

梨の実が生り始めるのは4月ごろ。5月下旬から6月にかけて1つずつ丁寧に袋がけしていきます。7月下旬には、甘みと栄養分をしっかり蓄え、しっかり色づいて食べ頃に。10月上旬ごろまでおいしく食べることができます。

味も見た目も違う5つの品種

西尾で生産される梨の種類は5つ。7月下旬から8月中旬にかけて出回る「幸水」は、水分を多く含み、やや扁平な形をしているのが特徴。売り場で一番早く見かけるので、この品種で「もう夏だな〜」と感じる人も多いはず。

続いて8月中は、甘みが強くほのかな酸味の「豊水」が、9月から10月にかけては柔らかな果肉と上品な香りが特徴の「あきづき」と、ずっしりとした実で甘みも豊富、冷蔵すれば年末ごろまで保存できる「新高」が登場します。また、愛知生まれの新しいブランド梨「あいみずき」は2025年の本格出荷に向けて生産が始まったばかり。さまざまな品種を育てているので、時期によって異なる味わいを楽しんでみましょう。

旬の梨は、ここでゲットしよう！

「西尾梨」は、憩の農園ファーマーズマーケットや、スギ薬局西尾桜町店、西尾市内のAコープなどをはじめ、愛知県内の大型スーパーに広く流通しています。時期によっては異なる品種を同時に購入することができるので、食べ比べしてみるのもおすすめ！地元のものを積極的に食べることで、地産地消にも貢献できますね。

おいしい梨を見極めるポイントは、やや扁平な形をしているものや、おしりのくぼみが深いもの。購入時にもし迷ったら参考にしてみてくださいね。

梨をおいしく食べるポイントは？

せっかくおいしい梨を手に入れたのなら、おいしい食べ方で食べてみたい！という方に朗報。梨をおいしく食べるポイントを、生産者さんに直接聞いてきました。

「冷蔵庫で冷やして食べるとおいしいですが、あまりキンキンに冷やしすぎるのは甘みを感じにくくなるためNG。食べる1〜2時間前に冷蔵庫に入れるのがベストです。保存時は、なるべくなら1玉ずつ新聞紙やキッチンペーパーで包み、ビニール袋に入れましょう。そのひと手間で、格段においしく食べられますよ」とのこと。ぜひやってみてくださいね！

そんな「西尾梨」をこの人に食べてもらいたい！

冷蔵庫で1〜2時間冷やした梨を持って訪ねたのは、西尾郵便局の配達員・小久保龍也さん。西尾市の寺津地区を約10年にわたり配達しているベテラン配達員さんです。週5日、1日8時間の勤務で、1日にまわる軒数は驚きの700軒以上！1日の走行距離はなんと60kmにもなるそうです。

暑さに負けず地域のために郵便物をお届け

夏の配達で大変なことは？と聞くと「日差しを遮るものがなく暑いこと」だと教えてくれました。田んぼや畑が多い地域なので、日差しを遮るものがなく、休憩しようにも木陰もないと教えてくれました。また、この時期は、海沿いを走ると湿気を含んだ熱風が吹きつけてくると言います。制服は夏仕様ではありますが、それでも長袖長ズボンは暑いですよね。本当に頭の下がる思いです……！

そんな小久保さんの原動力について尋ねました。「地域の人との何気ない会話や挨拶をするのが楽しいですね。『ご苦労様、ありがとうね』と言っていただけると、配達中も元気をもらえます。みなさまの温かさが原動力になっています」。