きれいなお花畑と一緒に我が子をかわいく撮影したい!そんな思いを持つパパママは多いはず。今回は、西尾市で活動するママフォトグラファーの宮地ちかさんに、ひまわり畑で子どもをかわいく撮影するポイントを教えてもらいました。本格的な写真になる簡単なテクニックをご紹介します!
※2022年9月取材・撮影、2023年7月ひまわりスポットの情報を更新
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先生は、キュートなママフォトグラファー!
撮影をレクチャーしてくれるのは、西尾市在住の宮地ちかさん。赤ちゃんや子どもなど被写体の何気ない表情をやさしく写し出し、パパやママから人気を得ているママフォトグラファーです。「お花と子どもを一緒に撮影しようとすると、思うようにこちらを向いてくれなかったり、雰囲気のある写真にならなかったりと、なかなか難しいですよね。少しのコツを覚えるだけなので、ぜひチャレンジしてみてください!」と話してくれました。
ちなみに宮地さんは、美しく社会貢献する女性を発掘することを目的とした「Beauty Japan中日本大会」という大会で、準グランプリなどを受賞!「Beauty Japan日本大会」に出場した経歴の持ち主でもあるんです。
一眼レフ派テクニック1:望遠レンズで撮る!
一眼レフのカメラのレンズには、広角、標準、マクロ、望遠などさまざまあります。撮りたいものによってレンズを使い分ける必要がありますが、宮地さんによると、風景と子どもを一緒に撮るのにおすすめなのは望遠レンズなのだとか。「レンズと被写体との距離を10mくらいとって、お持ちの望遠レンズの数値を最大までまわします。すると、周囲の風景が圧縮されて被写体が際立つ写真が撮れますよ」と宮地さん。周りの景色を活かしつつ子どもたちの表情をしっかり撮ることができて、雰囲気のある写真になりますね!
一眼レフ派テクニック2:あえて中心を外す!
子どもの写真を撮ろうとすると、どうしても子どもを画角の中心にしてしまいがち。宮地さんは、あえて中心を外した写真の撮り方を教えてくれました。「カメラの設定で、画面を縦横に分割してくれるグリッド線というものがあると思います。その線を利用して、被写体を画角の中心からずらしてみてください」とのこと。子どもらしいちょっとした仕草が、一気にイメージ写真のようになりますね!
一眼レフ派テクニック3:前ボケさせる!
写真の講座などでもよく聞く「前ボケ」。雰囲気が出るのはもちろんですが、覚えておくとなにかと役立つテクニックなのだそうです。「被写体との距離をとったあと、レンズの前にボケさせたいものを入れます。そのままレンズを望遠側に回していくと、手前の物体がボケで写るようになります」とポイントを教えてくれました。
さらに宮地さんによると、前ボケのいいところはいろいろなものを"隠せる"という点。「いい景色なのに手前の看板が目立つ......」「手に持っている食べかけのおやつが気になる!」なんていうときにはこのテクニックを使いましょう。
一眼レフ派テクニック4:F値で遊ぶ!
「F値」とは、レンズの「絞り」のこと。F値が小さいと光を取り込む穴が広くなるため明るい写真になり、大きくするほどに穴が狭くなるため暗い写真になります。この原理を応用して、「ボケ」を演出することができます。「カメラをよく見ると、【しぼり優先】【Aモード】など、さまざまな設定があるのに気づくと思います。設定を【F値優先】にして、F値を小さくすると、光の入り具合(ISO感度)やシャッタースピードを自動で調整してくれるので、好みのボケ感で写真を撮ることができます。この写真のように、ふんわりとした写真にしたいならF値は最小で撮ってみてください」と宮地さん。どんな写真を撮りたいかでF値を自由に設定してみましょう!
スマホ派テクニック1:あおって撮る!
「スマホで気軽に撮影したい!」というパパママにも使えるテクニックは、子どもの目線より低く撮影すること。「大人の目線でつい上から撮ってしまいがちですが、しゃがんで撮影するのがおすすめです。この撮り方を"あおる"と言うのですが、ひまわりの背丈が際立ち、印象的な写真になりますよ。画面をタッチしてピントを合わせたり、明るさを好きに調整したりするのもいいですね!」と宮地さん。いつものスマホ写真もぐっとおしゃれに仕上がりそうです。
あると便利なアイテム&覚えておきたい小ワザ
折り畳み式の小さな踏み台は、持っているととても便利。子どもに乗ってもらうことはもちろん、自分が乗ることで高さを出した撮影も可能です。ひまわりの造花は、前ボケするときに使うと便利です。
また、撮影時によくある「子どもがカメラの方を向いてくれない!」というお困りごとに対しては、簡単なクイズを出すといいと話してくれました。「カメラの横で指を出して、これ何本かな?と聞いたり、おんなじポーズしてみようか!と声をかけたりしています」と宮地さん。子どもの写真を撮るには効果的な声かけも欠かせませんね!
プロ直伝のテクニックでかわいい写真を!
プロから教わったテクニックを身につければ、これまでとはひと味違う写真を撮れそうですね!宮地さんには気軽に撮影依頼もできるので、インスタグラムやHPをチェックしてみましょう。(取材:光田さやか/2022年9月取材・撮影、2023年7月ひまわりスポットの情報を更新)
視界いっぱいにひろがるひまわり畑へGO!
今回のロケ地は「咲こう農場 ひまわりスポット」。西尾市吉良町でお米農家を営む咲こう農場の敷地いっぱいに、ひまわりの花が見事に咲いており、西三河地区では有名なフォトスポットにもなっています。畑へは自由に出入りでき撮影可能ですが、くれぐれもお花は大切に!また道路に面しているため、訪れる際は周囲に注意しましょう。
場所:愛知県西尾市吉良町周辺
場所は咲こう農場のブログやSNSをご確認ください
駐車場:なし
※2023年はお盆ごろに種まきをする予定とのことです(2023年7月取材)
「咲こう農場」アクセスマップ
※ひまわり畑の場所は変わる場合があります
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