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あれこれ

甲子園の栄光を手にしたレジェンドが解説。第100回全国高校野球愛知大会の展望

夏といえば高校野球!毎年楽しみにしている方も多いと思いますが、今年は100回の記念大会ということで特に注目度も高くなっています。愛知県は東西から2校が甲子園に出場!開幕が待ち遠しいですね。

今回は、キャッチネットワークの高校野球中継の解説者としてもおなじみ、大矢正成さんと大藤敏行さんに愛知大会の展望を語っていただきます。大矢さんは東邦高校出身で1977年(昭和52年)に甲子園準V、大藤さんは2009年(平成21年)の夏の甲子園で監督として中京大中京高校を優勝に導いた、まさにレジェンド。愛知県の高校野球を知り尽くした2人が、注目校や選手などを徹底解説。さらに、最後には特別付録として、2人が選ぶ愛知県高校野球歴代ベストナインも紹介します!

優勝候補筆頭は東邦!迫るのはどこだ

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まずは西愛知大会の展望からお聞かせください

大藤(写真左)
総合力に勝る東邦が頭ひとつ抜けています。ここに中京大中京、愛工大名電、享栄がどこまで迫れるか。今回は強豪校が割とバランスよく各ブロックに分かれましたが、西春、愛産大工業、中京大中京、菊華、大同大大同がひしめくDブロックは激戦になりそうですね。

大矢(写真右)
西春は春の県大会で中京にコールド勝ちして波に乗っていますから侮れません。試合経験の豊富な選手が集まる愛産大工業も注目の存在です。それでも全体的には大番狂わせはなさそう。ベスト8からの戦いになるのではないでしょうか。

実力互角の大接戦!どのチームもチャンス!

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続いて東愛知大会の展望をお聞かせください

大藤
東愛知は接戦になりそうですね。シード校であっても絶対的な存在ではなく、どこが優勝してもおかしくありません。中でも激戦になりそうなのは、選手層が厚い豊川に大府や豊田西が挑むDブロックでしょうか。

大矢
好投手を擁する桜丘もいいですね。あの大阪桐蔭や愛工大名電とも好試合を繰り広げた経験があります。初戦で対戦する時習館の投手も良いそうですし、大会前半の注目試合でしょう。他には豊田工業、豊橋中央も実力のあるチーム。刈谷、日本福祉大付属なども上位に食い込めるかもませんよ。

逸材ぞろいの愛知。ニューヒーローは誰だ?

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2人が注目している選手を教えてください。まずは東愛知から

大藤
打者では愛産大三河の上田希由翔選手と櫻井仁生選手。櫻井選手は捕手で強肩も魅力です。それから桜丘の小柳津裕太選手、投手では豊橋中央の渡邊慎ノ佑選手。

大矢
豊田工業の横田龍也選手もいいですよ。左の本格派で、力のあるいい球を投げるんです。

西愛知はいかがですか?

大矢
投手では何と言っても東邦の扇谷莉選手。ドラフトでも注目を集めそうです。打者では東邦の石川昂弥選手や、昨夏の甲子園でも活躍した中京大中京の澤井廉選手。

大藤
愛産大工業の藤下皓平選手の打力もなかなかのものです。

監督だって人間、慌てさせれば勝機あり

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熾烈な戦いを制するのはどのようなチーム?

大矢
接戦をものにして波に乗ったチームが勝ち上がるでしょう。歯車が少し狂っても生き残れない。東邦だって軟投型の投手によく苦しんでいますから、伏兵にもチャンスはありますよ。相手チームの監督を慌てさせられれば勝機も生まれるはず。

中京大中京を甲子園Vに導いた経験を持つ大藤さんも、慌てる場面がありましたか?

大藤
そりゃあもう何度も・・・(笑)。常に注目されていますし、下手な采配はできませんからね。皆さんも監督になったつもりで観戦すると面白いんじゃないでしょうか。

感性を研ぎ澄まし、夢に向かって挑戦を

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これから戦いに向かう球児たちにメッセージをお願いします

大矢
一発勝負の大会で波に乗るには、出場している選手も控えの選手もそれぞれの役割を果たして、チームがひとつにまとまることが何よりも重要です。そうやって全員で野球の"感性"を高めて、試合に臨んでほしいですね。

大藤
個性を持った大勢の選手たちの活躍や、独自のカラーを持ったたくさんのチームの試合が見られるのが何よりも楽しみ。勇気を持って挑戦し、精いっぱい悔いの残らない試合をしてください。

100回記念特別付録『愛知のベストナイン』

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では最後に、大矢さんと大藤さんが選ぶ"愛知県出身選手ベストナイン"を発表してください!

大藤
捕手だけはしぼりきれないので、すみませんが2人でお願いします。

大矢
投手には金田正一さん(日本プロ野球史上、唯一の通算400勝投手)もいらっしゃいますが、別格ですので・・・。投手は3人を選ばせていただきました。

ということで、2人が選んだ愛知県高校野球歴代ベストナインは以下の通りとなりました!

投手:工藤公康(名古屋電気82卒)・槙原寛己(大府82卒)・近藤真市(享栄87卒)
捕手:山倉和博(東邦74卒)・木俣達彦(中京商63卒)
一塁:山﨑武司(愛工大名電87卒)
二塁:高木浩之(享栄91卒)
三塁:鴻野淳基(名古屋電気80卒)
遊撃:神野純一(享栄93卒)
外野:イチロー(愛工大名電92卒)・稲葉篤紀(中京大中京91卒)・赤星憲広(大府95卒)
※中京商:現在の中京大中京・名古屋電気:現在の愛工大名電

いかがでしょうか?現役の堂林選手、藤嶋選手などの名前もあがりましたが、戦い方も含め、2人がさまざまな視点から選んだ結果このマニアックなベストナインに!21世紀生まれの高校生たちは知らない選手もいるかもしれませんが、夏の大会を前に彼らの伝説を調べてみてはどうですか?今大会の出場選手から将来この中に名を連ねる選手が出てくると良いですね。選手たちの活躍に注目です!(取材:内藤昌康)

レジェンド2人のプロフィール

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大矢正成さん(写真右)
昭和34年(1959)一宮市生まれ。東邦高校卒業後は法政大学、国鉄名古屋鉄道管理局(現JR東海)でプレー。平成9年(1997)から平成14年(2002)までJR東海野球部の監督を務めた。現在はNHK甲子園中継の解説者も務める。

大藤敏行さん(写真左)
昭和37年(1962)常滑市生まれ。平成2年(1990)から平成22年(2010)まで中京大中京の監督を務める。甲子園には春夏9回出場し、夏V1回、春準V1回の輝かしい戦績を残した。現在は、享栄高校野球部の副部長を務める。

愛知大会はケーブルテレビで観戦!

キャッチネットワークでは、7月1日(日)から刈谷球場・豊田市運動公園野球場・岡崎市民球場・豊橋市民球場・阿久比球場の5球場で行われる第100回全国高等学校野球選手権記念東愛知大会の試合を生中継!(※決勝・準決勝をのぞく)

また、愛知大会の試合速報や放送日程は、第100回全国高等学校野球選手権記念東・西愛知大会 応援Webサイトで確認できます!

応援Webサイト「かっとばせ.jp」

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