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あれこれ

日本茶インストラクターに聞く!新茶を楽しむアレンジ方法

「新茶」シーズン到来!初物として毎年話題になる「新茶」だけど、どうしたら旬の時期だけの美味しさを堪能できるの?

ということで今回は、お茶の産地・愛知県西尾市で、今、流行りのお茶の淹れ方や、意外なアレンジレシピを伝授してもらいました。

新茶がおいしいワケ

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「新茶」とは、その年、最初の新芽からつくられるお茶のことで「一番茶」とも呼ばれ、西尾市では5月を中心に収穫されます。冬の間に蓄えられた栄養がギュッと詰まっていて、苦みや渋みが少なく、甘みとフレッシュな香りを楽しめるんです。

他の時期のお茶に比べて、甘み成分「テアニン」が豊富に含まれていて、このテアニンにはリラックスさせる癒し効果もあると言われています。他にも緑茶にはビタミンやカテキンなどが含まれていて、健康志向の人にも注目が集まっています。

プロ直伝のお茶の楽しみ方

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今回、訪れたのは、お茶の本場、西尾市で100年以上の歴史を持つ老舗「賓水園」の4代目・稲垣啓さん。日本茶文化の発展や日本茶の指導、さらには、普及活動なども行う日本茶インストラクターを務めているんです。

日本茶の専門知識や技術を持ち、プロだからこそ知っているお茶の魅力やおいしい味わい方、夏にピッタリのレシピなどを教えてもらいました!

新茶にピッタリ!流行りの「水だし煎茶」

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さわやかな新茶の味と香りを楽しむのにピッタリなのが、水出し煎茶。急須に茶葉を入れ、その上に氷を乗せます。そして、氷の上から80℃~90℃のお湯を注ぎ、待つこと15秒。濃さが均等になるように人数分のグラスに少量ずつまわし入れて完成!「水出し」って、つくるのに少し時間がかかりそうなイメージですが、この方法ならあっという間に冷たい煎茶をつくることができるんです。

低温で淹れることで、甘み成分の「テアニン」が壊れずに残るため、まろやかで旨味たっぷりのお茶に。また、色の変化も少なく鮮やかな緑色になるそうです。

嬉しい夏のおもてなし「冷抹茶」

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続いては、夏にぴったりの抹茶アレンジを教えてもらいました。用意するのは、抹茶2g、水50cc、氷です。器に抹茶を入れて、まず、少しだけ水を注ぎ、茶筅でよくかき混ぜます。ダマがなくなったら、残りの水を注ぎ入れ、さらに茶筅で抹茶を点てます。最後に氷を入れたらできあがり。

飲んでみると、濃厚な抹茶の風味はそのままに、渋みはほとんど感じないすっきりとした味わい。これなら小さな子どもも美味しくいただけます。稲垣さんによると、煎茶も抹茶も、低温で淹れた方が苦みや渋みが抑えられるんだとか。

写真映えする抹茶ラテ!

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抹茶は乳製品との相性抜群!ということで、抹茶と牛乳をコラボさせた抹茶ラテをご紹介。まずは、冷たい牛乳と常温の抹茶を用意します。先に牛乳をグラスに注ぎ、抹茶をゆっくり追加することで、2層に分かれてきれいなグラデーションに!バッチリ写真映えする抹茶ラテの完成です。

コツは牛乳をしっかり冷やすこと。比重の重い牛乳が沈む性質を利用しています。シロップを加えてもおいしいです!

まさかの組み合わせで絶品が!

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お茶を入れた後に残った茶殻が気になったので、「残った茶殻を活用できないですか?」と稲垣さんに聞くと、「茶殻には、ビタミンやミネラルなどがたくさん残っています。新茶は苦みが少なく茶葉が柔らかいので料理に使うと良いですよ」と教えてくれました。

そこで、まずは茶殻をチャーハンに入れてみることに!普通にチャーハンを作り、最後に細かく刻んだ茶殻を投入!軽く炒め混ぜれば完成です。今回は、一人前に大さじ1程度の茶殻を入れたところ、茶殻の苦みを感じることなく、お茶の風味が程よくおいしかったです。

おつまみにおすすめ!「茶殻のポン酢和え」

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最後に、箸休めにちょうど良い意外なメニュー「茶殻のポン酢和え」を教えてもらいました。茶殻を小さな器に入れて、ポン酢を底が浸るくらい入れます。お茶のほろ苦さもアクセントになり、病みつきになる味!お酒のおつまみにも合うはずです。

さまざまな楽しみ方のある新茶。この美味しさを味わえるのは、まさにこの時期だけ!みなさんも是非、お試しください!(取材:谷口蒼介)

インフォメーション

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賓水園

場所:愛知県西尾市上町浜屋敷97

電話:0563-57-2969

営業時間:8:30~19:00

定休日:毎週火曜(駐車場あり)

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